女性が企業を変える!〜女性活用について〜

女性が企業を変える!〜女性活用について〜

今回皆さんにお伝えさせて頂きたいのが、「女性活用について」です。
昨今社会問題にもなっている労働者不足。
それを解消すべく政府も様々な施策をうっています。
そのうちの一つが「女性活用」です。

 

1985年に制定され、翌86年に施行された男女雇用機会均等法の元、これまで企業は「努力義務」として、男女の格差がなく、女性にも開かれた職場づくりを目指してきました。

しかし、残念ながらその制度として表面上整備されているようでありながらも、実態は「男性社会」の壁(偏見)が存在し、それが女性活用を阻んでいる側面があるといわれています。

「設計は女性に適していない」
「営業はやはり男性社会だ」
「技術者は理系だから男性の方が良い」
など企業によって採用段階でもこのような声が上がっているのが現状です。

では今後どのようにして女性活用を進めていけば良いのか。
この問題をいち早く解決できる企業が今後の発展を見込める企業と言っても過言ではないでしょう。

まずは企業の事例からお伝えさせて頂きます。
私が採用に携わってから一番初めに着手したプロジェクトが「女性採用」でした。
その当時某大手の通信企業様からご依頼を頂き、「何とか営業マン個々の売上を上げたい」「会社全体の業績を上げたい」とのご要望を頂き、その中で取り組んだ活動が、「未経験の女性に特化した採用」でした。
そもそも営業職というのは業種によって営業手法が異なってきます。
どの業種も大半は男性が営業窓口に立ち、企業へ訪問してくるのも男性でした。

しかし、よく考えてみると、ほとんどの会社の決裁権を持った役職者は男性。
人間の心理的に、真夏の暑い日に訪問してきた人が、だらだら汗をかいた暑苦しい男性よりも、汗をかいても爽やかな女性の方が正直好感は持たれるはずです。
そこにポイントをおき、まずは女性の営業マン採用、育成というところから始めました。

当初は女性の営業マンが活躍しているという事がまだまだ周知されておらず、採用も難航しておりました。

当時プロジェクトリーダーを任されていた私は、媒体からの採用をストップし、別の手法での採用を試みました。

すると、女性採用での年間採用目標が60名のうち54名が、私の支援した人材となりました。
ほとんどが未経験者層でしたが、入社後1週間の研修をし、営業マンの心得、ビジネスマナーなどを徹底的に叩き込み、現場配属後には通常採用したメンバーよりも1.25倍の売上貢献をしていたことが統計で分かりました。

このように女性本来の力と女性だから聞いてもらいやすいという事に目をつけた某大手通信企業様ですが、現在も「女性活用」に非常に力をいれ、女性が働きやすい空間作りを常に意識し現在も飛躍を続けております。

 
 

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